顧問先インタビュー
株式会社むさしの薬局様
社員を採用しますと、人数の多少に関わらずさまざまなトラブルが起きる可能性もありますし、社員の家族が法的な問題を抱える場合もあります。そのようなときに顧問弁護士と契約をしておくことで、何かあったときにすぐに任せることができ、自分の業務に集中することができます。
御社の企業概要について教えてください。
平成6年に中野区新井で、むさしの薬局の一号店を開店しました。それ以降、医師のご支援もあり、順調に店舗数を増やすことができ、現在では中野区をはじめとした都内を中心に保険調剤薬局を19店舗展開しています。
現在、健康サポート薬局づくりに向けて、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師として地域に根差し、地域の皆様にご信頼いただける薬局づくりを目指して、約90名の社員とともにお気軽にご相談いただけることを日々心掛け、取り組んでいます。
顧問を依頼することになったきっかけを教えてください。
以前、私は、当時仕事をさせて頂いていた健康保険組合に、そこで仕事をしたいという人を紹介したことがあります。ところが、細かい経緯は話せませんが、結局組合に断られてしまったことから、その人が弁護士を立てて裁判を起こしてきました。そこで、私も弁護士に依頼しました。この時の経験から、自分がよく分からない法律関係の問題に対処するには、専門家である弁護士に依頼せざるを得ないと思いました。そして、会社を経営していればいつどのような法律問題が起きるか分かりませんので、いつでもすぐに対応して貰える顧問弁護士が必要だと考えました。
そこで、この時お世話になった弁護士と顧問契約を結んだのですが、その弁護士は中村先生の先輩にあたる方でした。その方は亡くなってしまわれたのですが、その後、中村先生とお目にかかり、とても親身で寄り添っていただける方だと感じたこともあり、中村先生と顧問契約を締結させていただくことに決めました。今では中村先生と顧問契約を結んでから20年以上になります。
普段、どのような相談や依頼をしているか教えてください。
相談が定期的にあるわけではありませんが、過去にはいくつか相談をさせていただきました。
たとえば、地方で調剤薬局を営んでいる私の親族が、事業を譲渡することになりましたが、経営者であるその親族が体調を崩したため、事業譲渡の約束を果たせない状況になったことがあります。
この際、中村先生に対応して頂き、事なきを得たのですが、これが顧問契約を締結してから初めての相談であったかと思います。
また、当社の社員のご家族が不慮の事故で亡くなった際に生じた紛争を解決していただいたこともあり、本来的な会社業務でない部分まで対応をしていただいたこともあります。
顧問弁護士として本来的な当社の会社業務に関する相談としては、長年当社に勤務していた社員が薬局の薬を無断で持ち出していた件がありました。
中村先生に当社の代理人として、この社員についた弁護士と交渉していただきましたが、私自身、監督不行届がなかったとは言えないと感じたため、社員の家族のことも考えて刑事告訴はせずに解決しました。
それ以降、就業規則の作成をお願いし、その結果、適切な労務管理を進めることができたと感じています。就業規則は自身で作成しても労基署への提出が必要ですが、たびたび修正する必要があり、時間と労力がかかります。また、専門家である弁護士の先生に作成していただくことは、社長自身が作成するよりも社員も安心だと思っているはずだと思います。
顧問契約を結んでよかったと思うこと、エピソードを教えてください。
何かあったときに頼ることができるという安心感を得ることができます。社長自身の安心感、別の言葉で言えば、「心の余裕」ができます。何かあった際にも弁護士を一から探すようでは時間もかかり、業務にも支障がでると感じています。そのような意味では常にそばにいてくれる顧問弁護士の存在は非常に重要だと思います。
また、中村綜合法律事務所は事務局の対応が非常に良いと感じています。直接お会いしたことがない方もいらっしゃいますが、おかけした電話に出たときの対応も非常に素晴らしいですね。弊社でも患者さんへの対応は常に笑顔を心掛けるようにしていますが、事務局さんの対応のみならず、弁護士の先生方の対応も素晴らしいと感じています。
他の企業に向けたメッセージをお願いします。
5名でも10名でも社員を採用しますと、さまざまなトラブルが起きる可能性もありますし、社員の家族が法的な問題を抱える場合もあります。そのようなときに顧問弁護士と契約をしておくことで、何かあったときにすぐに任せることができ、自分の業務に集中することができます。
顧問弁護士と契約したことがない経営者は、悪いことが起こった時に弁護士を依頼するイメージがあり、実際に問題が起こってから弁護士に対応してもらっているのだと思いますが、顧問弁護士と契約をしていれば、問題が起こらないように相談をすることもできます。また、家族を多くもっている方でも弁護士と付き合う必要性を感じますね。